2009年10月29日木曜日

Management unfairly appealed the order.

経営側は救済命令へ不当にも異議を申し立てる

パシフィック・ビーチ・ホテル争議に関するNLRBの救済命令(組合完全勝利の命令)に対して、ホテルの経営側は、10月28日までにワシントンの全国労働関係局委員会(日本の中央労働委員会に相当)に不当にも異議申し立てを行いました。

1日も早い争議の解決を求める当該労働者や支援者たちの思いを踏みにじる経営側の対応を断じて許すことができません。

本日(10月29日)、国際運輸労連東京事務所、交運労協、連合、サービス連合、全港湾労組は、業界団体であるJATA(日本旅行業協会)や主要旅行会社に対して争議の早期解決へ向けて可能な対応を行うこと、関係者への情報提供を行うことなどを要請しました。

日本の労働組合は、全米港湾労組と連帯しながら支援運動を続けていきますので、ご支援ご協力をお願い致します。

地元メディア(Honolulu Advertiser)の報道はこちらをご覧下さい
地元メディア(Star Bulletin)の報道はこちらをご覧下さい

2009年10月17日土曜日

The ILWU won the NLRB decision on September 30.

全国労働関係局(NLRB=日本の労働委員会に相当)から

2009年9月30日 完全勝利の

救済命令を勝ち取る
  • 7名の交渉委員らの解雇を撤回し、復職させ、賃金を解雇時点まで遡って支払うこと。
  • 直ちに労使関係法に基づいた労使交渉先として組合(ILWUローカル142)を承認すること。
  • 誠意をもって組合との団体交渉に応じること。
  • 組合と交渉しないで一方的に実施した労働条件の変更を撤回し、従前の労働条件を回復し、損害を補償すること。
  • ポストノーティス(命令内容の掲示)など19項目。
組 合(ILWU)は全国労働関係局(NLRB=日本の労働委員会に相当)に不当労働行為救済申し立てを行い、闘いを続けてきましたが、2009年9月30 日、NLRBは組合側主張を全面的に認める救済命令を交付しました。組合(ILWUローカル142)は会社側が1日も早く命令を受入れ、争議を解決するこ とを求めています。

HTH社はNLRBの救済命令に従え!!
10.16争議報告集会を開催する

同ホテルの利用者の7割以上が日本からの顧客ですので、 AFL−CIO、ITF、IUFなどの要請を受けて、連合、交運労協(ITF-JC)、IUF-JCC、全港湾労組、サービス連合など日本の労働組合全体 として支援運動を取り組んできました。


本救済命令交付を受けて、10月16日、連合本部会議室で報告集会を開催しました。主催団体(
ITF東京事務所、交運労協、IUF-JCC、連合)、傘下の産別組合の代表者、旅行会社やホテルを組織するサービス連合、ILWUと共闘関係にある全港湾労組などが参加しました。救済命令や調査委員会報告の内容について報告し、今後の支援運動について議論しました。傘下の組合員への争議情報の周知徹底、取り組める組合はこのホテルを利用しないことなどを確認し、引き続き現地と連携しながら支援運動を強め、HTH社に救済命令の履行、争議の全面的な解決を求めていくこととなりました。















10.16報告集会の発言者 右は宮里邦雄弁護士(日本労働弁護団会長)















(写真は連合提供)
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詳しい関係資料(日本語・PDF)はこちらからダウンロードできます。
最新のビラ(日本語・PDF)はこちらからダウンロードできます。
NLRBの救済命令の原文(英語)はこちらからダウンロードできます。
地元メディア(Star Bulletin)の報道はこちらをご覧下さい
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2009年10月16日金曜日

The Commission released a report to investigate labor and management practices at the Pacific Beach Hotel.

パシフィック・ビーチ・ホテルの労使関係に関する
調査委員会報告が発表される


地元キリスト教会の牧師やハワイ大学の教授などの有識者で構成される調査委員会がこのホテルの労使関係について実態調査を行い、2009年10月15日、その報告書を発表しました。

同委員会は、組合支持者・不支持の者を含む38名の従業員の証言を聞き、経営側が組合支持者に対する嫌がらせや脅迫、差別を行い、結果として顧客に対するサービスの質を落としているなどの実態を明らかにしました。

同委員会はハワイの社会全体のために、地域コミュニティが争議の解決策を考え出して、1日も早く解決することを提言しています。

報告書(要約・日本語)はここからダウンロードできます。
報告書(全文・英語)はここからダウンロードできます。
地元メディア(Star Bulletin)の報道はこちらをご覧下さい

















調査委員会の記者会見の後で、調査委員会委員と同席した州議会議員たち(2009年10月15日)

2009年5月13日水曜日

RENGO had a regular meeting with AFL-CIO.

連合とAFL-CIOとの定期協議でPBH争議が議題に

2009年4月30日から5月1日に、連合とAFL-CIOとの定期協議がワシントンDCで開催され、パシフィックビーチホテル争議が取り上げられました。AFL-CIO側からPBH争議については、連合をはじめとする日本の組合が同ホテル不使用や署名などの連帯活動に取り組んでいることに対して、感謝の意が表明されました。

連合のウェブサイト「米国AFL-CIOと定期協議を開催」

2009年5月9日土曜日

2009 Golden Week Picket Lines.

2009年 ゴールデンウィーク(4月29日〜5月6日)

パシフィックビーチホテル前抗議行動を実施


全米港湾労組と「ビーチに正義を」は、不当解雇の撤回と団体交渉を求めて「パシフィックビーチホテル」のボイコットを呼びかけています。ゴールデンウィーク中(4月29日から5月6日まで)は、昨年(2008年)と同様に、コミュニティの人々の支援を受けながら、連日、ホテル前での抗議行動や集会を実施しました。

日本の観光客のみなさまのご理解と解雇撤回闘争へのご支援をお願い致します。






関係資料(以下をクリックすればダウンロードできます):

 日本の旅行会社に送付したニュース(日本語/PDFファイル)

 現地で配布したビラ(日本語・英語/PDFファイル)

現地報告:4月29日のホテル前行動(ここをクリック下さい)

2009年4月5日日曜日

The NLRB concluded the trial on February 27th.

2月27日 全国労働関係局(NLRB)の審問が終結

2月27日、組合が全国労働関係局(NLRB、日本の労働委員会に相当)に申し立てた不当労働行為事件(解雇や団交拒否=連邦労働関係法違反)に関する審問が終結しました。最終書面の提出日が5月3日となりました。この夏にも全国労働関係局の判断が出されると予想しています。

2009年2月8日日曜日

The NLRB trial will resume on February 19, 2009.

全国労働関係局(NLRB)の審問が2月19日から再開

全国労働関係局(NLRB)はILWUによる解雇や団交拒否などの不当労働行為救済申し立てを受理し、2008年11月に第1回目の審問が開かれ、組合側証人の証人尋問が行われました。第2回目の審問は2月19日から27日まで開かれ、会社側証人の証人尋問が行われます。これをもって、不当労働行為審査は結審すると思われ、この春にも決定が出そうです。結果にご注目下さい。

2月2日真相究明委員会(Truth Commission)がスタート

2月2日、ホノルル市長やキリスト教協会の牧師、大学教授、フィリピン系コミュニティのリーダーたちによって構成される
真相究明委員会(Truth Commission)がスタートしました。この委員会は労使双方から証言を聞き、パシフィックビーチホテルの争議の真相を明らかにし、報告書を出す予定です。その報告書に注目下さい。

2009年1月26日月曜日

Japanese unions had a rally to support the PBH workers on December 15.

12/15パシフィック・ビーチ・ホテル労働者支援集会開催〜ハワイ訪問団から現地報告を行う〜

2008年12月15日、パシフィック・ビーチ・ホテル労働者支援集会を開催しました。12月初めのハワイ訪問を記録したビデオの上映と報告を受け、今後の支援運動の取り組みを確認しました。

集会報告
連合・ハワイ・パシフィックビーチホテル 争議支援代表団派遣12.15報告集会を開催

全港湾・訪問団報告

交運労協FAXニュース(2008年12月16日、PDFファイル)

ハワイ訪問団報告ビデオをYouTubeにアップ

12月初めのハワイ訪問の報告ビデオをYouTubeにアップしてました。ぜひご覧下さい。

「ハワイに滞在予定のあなた必見です!!!(Part 2)
 海を越えた64,785人の署名パシフィックビーチホテル争議支援レポート」
制作:Labor Now、 2008年12月、7分50秒 
http://www.youtube.com/watch?v=dD-ccOa0Tnk